《荒廃の思考》アラカルト

2005年6月20日

救済でも注目のカード《荒廃の思考》。
果たして一体どれくらい環境に影響を及ぼすんでしょうか。

最近赤はどんどんと勢力を伸ばしつつあります。
ビッグレッド、ポンザ、スライ・・・
バリエーション豊富なデッキ群です。

さて、《荒廃の思考》ですが、
このカードの出現によって、

打ち消し呪文を持たない中速以下のコントロールデッキは軒並み駆逐されてしまうと考えられます。

とくに、けちコン。
ただでさえ初動が遅い上に、各種ランデスともに《荒廃の思考》が飛んできたらゲームはそこで終了でしょう。
更に救済に《仇麻呂》がいることを考えると、軽量の除去を持たないデッキはあっという間にライフを削られてしまうでしょう。

後は緑トロン。
《塩まき》の危険に加えてこれらのカードはまさに悪夢。
無理矢理にでも《卑下》を投入せざるを得ないかもしれません。

では《思考》を使う側としてはどうでしょうか？

まず、《思考》を有効に活用するためには、

1・相手よりも場が有利である。
2・手札が多い。
3・土地以外にマナが出るパーマネントをコントロールしてい　　　る。
などが挙げられます。

1は過去の白ウィニーが《ハルマゲドン》を決め技にしていたことを考えるとわかると思いますが、
自分が不利な状況でゲドンを撃っても自分の首を絞めるだけです。
あくまで相手の反撃を完全に絶つ目的で撃ってるわけですから。

2は《思考》の性能をそのまま表しましたが、
手札が多ければすぐさまリカバリーできるということです。
そのため、
手札に追加の土地を貯める→《思考》の威力も上昇
といった具合に非常に無駄のないカードになっているわけです。

3はもちろんタリスマンなどを使えば簡単に達成できます。
赤を使っている以上、《爆片破》とのシナジーも見逃せません。

しかし、もちろんデメリットも存在します。
それは手札が0のときにひいても全く意味がないことです。
そのため、手札破壊などでリソースを奪われてしまうと苦しくなってしまいます。ただでさえ赤にはドローサポートがないですからね。

またウィニー系デッキに押されているときにも撃ちたくありません。

このように長所、短所は必ずあります。
それらを踏まえてデッキを組み、メタゲームを読んで行かなければ、勝つことは難しいでしょう。

でも、俺が今考えてるデッキ、皆《思考》に耐性無いや・・・w