Good　Form解剖・・・その1

Good Form、それはノルウェー選手権で突如として出現した、白歴伝《不朽の理想》をキーとしたデッキである。

地雷っぽい印象を受けるが、この選手権ではトップ8に2人を送り込んでおり、その実力は侮れない・・・と思う。

というわけで今日はこの未知のデッキを考察していきます。

金属モックス・4
五元のプリズム・4
発展のタリスマン・4
煮えたぎる歌・4
手練・4
血清の幻視・4
不朽の理想・4
知識の渇望・3
押収・3
ドラゴン変化・3
象牙の仮面・1
精神の檻、迷心・1
世界の源獣・1
ズアーの運命支配・1

島・3
雲の宮殿、朧宮・1
先祖の院、水面院・1
氷の橋、天戸・4
アダーカー荒原・4
戦場の鍛冶場・4
シヴの浅瀬・2

サイド
沸き立つ海・3
塩まき・3
全てを護るもの、母聖樹・3
マナ漏出・3
神の怒り・3

〜解説〜
まず、マナブーストにかなりのスペースが割かれている。
これまでに作られた白歴伝デッキは緑ベースの多色デッキのような形態をとるものが多かった。桜族の長老や、木霊の手の内だ。

しかし、このデッキのブーストは違ったアプローチを取っている。じっくりマナを貯めるのでなく、一気にキーカードに繋ぐのである。どうせ歴伝の後は呪文なんて使えないんだから、後半にマナが余っていても基本的には無意味なのである。

後は、これまた多めのドローサポート。
まぁ、あんまり多いと、直接引いてしまう危険性があるが、
そこらへんは上記の大量のマナブーストでカバーする形だ。
仮にドラゴン変化が初手からあったとしても、歌や、プリズムを利用すれば4、5ターン目には余裕で出せる。
相手が爆片破やら、ネクサス＆剣とか出してたらさすがに無理だが。

ともあれ、こうして早いターンに決めカードを撃ってドラゴン変化+ズアーのロックにもっていったり、相手が赤だったら、象牙の仮面、その他の決め技として源獣を出したりして蹂躙する、と。

これでデッキの大まかな動きはわかった。
では、現環境に存在するデッキと本当に戦えるのだろうか？

例えば緑トロン。

メインは引き勝負になると思うが、スピードでは負けてないので、白歴伝で持ってくるカードを間違えなければ大丈夫だと思う。うっかりドラゴン変化を出したはいいが、歯と爪からキキジキトリスケで殺されないようにしよう。象牙の仮面や迷心で防御をがっちり固めよう。後は変化を重ねて貼ればこんがりだ。
押収で相手のパーマネント（主にウルザ地形）をいただければだいぶ楽になるはず。

問題は青トロン、青コン。
サイドを見ればわかるが、かなり匂うサイドになっている。
ボセイジュを3枚なんて、ヤル気マンマンだ。
沸き立つ海は沸騰の後釜とは決していえないが、それでもないよりはマシだと思う。クリーチャーが一匹たりとも（源獣以外）いないデッキなので、枷は無効化できる。あとは決めカードをいかに要所要所で撃っていくかだ。相手側からすればほとんどマストカウンターなのだから。
青トロンは忘却石、隷属器がガンだ。はっきり言って、メインで勝つには相当引きが強くないと無理だろう。
今回紹介してるレシピはサイド後もノンクリーチャーだが、
なにかしらの生物を投入してオフェンシブサイドを取るのも面白いかもしれない。