今のメタについて

2006年3月4日
前回のグラコロで思ったことを書いていきたいと思います。
あくまで私見ですけど。

・緑ビート系(ステロイド、ZOO、セレズニアなど)
 最近下火だったステロイドはギルドパクトの登場で流行りだしました。さらに、緑赤のショックランドの登場で、密林の猿人の使用率も上がりました。このステロイドが速攻デッキのスタンダード版ならば、ZOOはコントロールデッキをメタった構成になっています。
 ステロイドが緑の優良クリーチャーを使用しているのに対し、ZOOはその名の通り、サバンナ・ライオン、勇丸などの1マナのクリーチャーをすばやく展開して、火力のサポートの元、相手を殴り倒す設計になっています。また全体的にステロより軽量化されています。
 たとえば、ステロイドがマナ加速からやや大き目のクリーチャーを召還したとしましょう。しかしこの生物1体では信仰の足枷や単除去で簡単に殺されてしまいます。
 ですが、ZOOならたとえ1体が殺されたとしても、クリーチャーの数で押し切ることが可能です。ラスは無理ですけど。
 そのぶんZOOはクリーチャーデッキとの対戦に弱いです。サイズ面で負けているので、ロクソドンの教主などは天敵です。

 その教主を使うことができる緑白系のビートダウンはバランスは良いですが、やはり火力呪文がない分、コントロールデッキに対し、最後の一押しができない場合も多々あります。さらに全体的に他のデッキに比べるとマナを食うため、アネックス系のデッキにもやや苦戦することでしょう。

・オルゾフ系(コントロール、ビート)
 上の速攻系に対抗するために、これまたギルパクの登場で流行りだしたデッキ。かつてのアリーナドレインよろしく、ファイレクシアの闘技場から得られるアドバンテージとライフ回復スペルを組み合わせ、場をコントロールしていきます。さらに、ハンデスにより、相手の手札にも干渉できることが強みです。
 豊富な除去を持つため、速攻系のデッキにはすこぶる相性が良いです。安定感もあり、まだまだ人気は衰えないでしょう。
 そこをついたのが、色こそ同じですがクリーチャーによるビートを目指した白黒ウィニーともいえるデッキも台頭しています。
オルゾフの幽霊議員を主軸にし、息切れすることなく攻め続け、ハンデスでコントロールデッキを食います。
 ビート系に対しても序盤の軽量ハンデスを上手く使えば、5分以上に渡り合うことが可能です。これも流行りだすでしょう。

というわけで、現在の主流デッキは白黒系のデッキだと思います。緑赤、ZOOも結構な数いましたが、ZOOはともかくステロ系はほとんどオルゾフに食われてます。少なくとも前回のグラコロではそう感じました。

その他のデッキについてはまた今度。

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