ニッセンについての考察

注：以下の考察は完全に個人的な見解に基づくもので、
kappyは参加もしていないので、かなり的外れな意見を書くかもしれませんが、その辺はご了承ください。

〜メタデッキとガンメタデッキ〜
今回の日本選手権はベスト8を見ると、
トロンやそれに対抗馬としてのボア、ボロスは一人も残れず。
逆にそれらをきっちりとメタったデッキが勝ちあがっている印象でした。

コントロールを食い物にできるクロックパーミッションや、
アクティブに動きながらの《相殺》パーミッション。
緑赤黒という最近あまり見なかったカラーコンビネーションのテンポデッキ。そのほとんどがメタデッキに勝つためのデッキでした。

分布を見ると、ビート系はボロス、コントロール系はトロンが最多だったようです。トロンはメタられる運命にあったといえますが、何故ボロスは勝てなかったのでしょうか。

〜ボロスについて〜
ボロスは本選前から徐々に数を増やしてきたデッキです。
まずボロスの強みは、軽量生物、火力で相手をなぎ倒すことと、白の優秀なユーティリティカードが使用できることです。予選時は、トロン、太陽拳対策にメインから《石の雨》を積むタイプが多かったようです。

何よりもラヴニカ登場から現在まで愛用されているデッキなので、好んで使うプレイヤーもいたでしょう。

〜何故勝てなかったのか？〜
ボロスが勝てなかった理由の一つに、蛇の台頭が考えられます。

CSで《オーランのバイパー》が登場し、ブレイクしたデッキです。生物は蛇を主軸にしていますが、《差し戻し》なども投入され、クロックパーミッションの形態をとっています。

これらのデッキは緑を使用しているので、クリーチャーのサイズや性能で負けていることも多く、プロテクション持ちのクリーチャーも役に立たなかったことが多かったと思います。さらにほとんど際限なく生物が出てくるので、火力を本体に撃つ暇がなくなり、ジリ貧になってしまうケース考えられます。

二つ目の理由として、ランドの枚数を極限まで絞った構成があげられると思います。

本戦のボロスはお帰りランドを搭載し、ランドの枚数を21〜22枚ほどにしているデッキがほとんどでした。これは下手をするとマグニボアにまで食われてしまう危険性があると思います。2色デッキなので事故の可能性は低かったとは思いますが、ランデスを一発打ち込まれて動きが止まってしまった試合もあったかもしれません。

また、プロテクションクリーチャーに対処するために、トロンやボアの《蒸気核の奇魔》の採用が多くなっていたこともガンのようですね。

今日はここまでで。次はコントロールについての考察をもう少し掘り下げて書きたいと思います。