Nexus/STRAIGHTENER
2009年2月13日 音楽
物事には必ず「転機」というものがある。変わり目・・・それに直面したとき、人々はどのようにそれと向き合うのだろうか。
ストレイテナーもまた、転機を迎えた。昨年10月に新ギタリストである元ART-SCHOOLの大山純の加入である。活動初期には2人で、後にベースであり、大山とART-SCJOOLで同じく活動していた日向が加入したのが2004年。それから4年近く、テナーは「3人でやれるところまでやる」というスタンスを貫いてきた。だがここでまさかの4人目の登場。困惑を覚えたファンも多かったことと思う。
だが、大山の加入と同時に発表された新曲「Black Hole」はそんな不安をきれいに吹き飛ばしてくれたはずである。サウンドの変化、のような安易な表現では足りない。ギターの厚みが増しただけではなく、それまでのテナーが持っていた世界観をさらに高めていたのだ。2007前半に発表されたアルバム「リニア」で垣間見せた世界を完全に昇華したといってよいだろう。
「Nexus」と銘打たれたこのアルバムも会心の出来であるといってよい。疾走感のある彼ららしい楽曲から、ピアノを前面に押し出した新たな変化も随所に見られる。何より、大山のギターもまるで以前からこのバンドで活動をしていたかのようにすんなりと混ざり合っているのである。ヴォーカル・ホリエが紡ぎだす詩もどこか吹っ切れたような、心の風景が真っ直ぐに歌われているようにも思える。メンバーが増えたにも関わらず、不安やぎこちなさがまるで感じられない。ほかのメンバーは語る。「大山だからメンバーに誘ったのだ」と。
招かれるべくして招かれた4人目。「Nexus」と、「絆」という名をもつこのアルバムはテナーの新たなスタートを表している。
これは変化ではなく、進化であると。
ストレイテナーもまた、転機を迎えた。昨年10月に新ギタリストである元ART-SCHOOLの大山純の加入である。活動初期には2人で、後にベースであり、大山とART-SCJOOLで同じく活動していた日向が加入したのが2004年。それから4年近く、テナーは「3人でやれるところまでやる」というスタンスを貫いてきた。だがここでまさかの4人目の登場。困惑を覚えたファンも多かったことと思う。
だが、大山の加入と同時に発表された新曲「Black Hole」はそんな不安をきれいに吹き飛ばしてくれたはずである。サウンドの変化、のような安易な表現では足りない。ギターの厚みが増しただけではなく、それまでのテナーが持っていた世界観をさらに高めていたのだ。2007前半に発表されたアルバム「リニア」で垣間見せた世界を完全に昇華したといってよいだろう。
「Nexus」と銘打たれたこのアルバムも会心の出来であるといってよい。疾走感のある彼ららしい楽曲から、ピアノを前面に押し出した新たな変化も随所に見られる。何より、大山のギターもまるで以前からこのバンドで活動をしていたかのようにすんなりと混ざり合っているのである。ヴォーカル・ホリエが紡ぎだす詩もどこか吹っ切れたような、心の風景が真っ直ぐに歌われているようにも思える。メンバーが増えたにも関わらず、不安やぎこちなさがまるで感じられない。ほかのメンバーは語る。「大山だからメンバーに誘ったのだ」と。
招かれるべくして招かれた4人目。「Nexus」と、「絆」という名をもつこのアルバムはテナーの新たなスタートを表している。
これは変化ではなく、進化であると。
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